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カリフォルニア州の農業概況 戻る

1基礎データ (2011年データ)

1カリフォルニア州(以下、加州)は、西側に太平洋、東側にシェラ・ネバダ山脈を擁する広大な州で、気候は地中海性気候に類似した温暖な気候で、肥沃で広大な盆地等により一大農業地帯を形成している。降雨量は北部に大きく片寄っており、北東部のカスケード山脈やシェラ・ネバダ山脈は冬季に多量の雪が降り年間降水量も多いが、中部から南部にかけては雨量が極端に少なくなる。
2 主要産地別(カウンティ別)農産物販売額は以下のとおり。なお、2007年のセンサスによると、全米における農業生産額の高いカウンティトップ10のうち、9つを加州内のカウンティが占めている。
フレズノ(53.7億ドル)
チュラーレ(40.5億ドル)
モントレー(40.3億ドル)
カーン(36.1億ドル)
マーセド(24.6億ドル)
3 加州の農地及び牧草地は2,540万エーカー(約1,030万ha)、平均経営面積は312エーカー(126ha)であり、全米平均の420エーカー(約170ha)より少ない。
4 加州の農家数は81,500と、数だけ見れば全米の4%弱に過ぎないが、加州の農産物販売額は435億ドル(対前年比15%増、全米の12%相当)、全米第1位(2位アイオワ州299億ドル、3位テキサス州227億ドル)であり、過去50年以上にわたり全米1位の座を保持している。
5 主要農産物の生産状況
品目別の販売額の上位は以下のとおり。
 
  2009 2010 2011
乳製品 45.4 59.3 76.8
アーモンド 22.9 29.0 38.7
ブドウ 32.6 32.1 38.6
牛肉・加工品 16.8 20.7 28.3
園芸作物 25.1 23.4 26.8
  (中略)
9.4 9.3 7.7
 
6 加州で生産される農産品目は400種類以上あると言われ、その中でもとくに果実、ナッツ類及び野菜の生産が盛んであり、それぞれ全米生産量の半分近くを占めるほか、独占的なシェアを有する品目が多い。
7

加州は全米で採れるブドウのほとんどを生産しており、ブドウ類(干しぶどう、生食用及びワイン)の約9割を占めている。日中と夜の寒暖の激しさがブドウの栽培に好適であり、州内において世界的ワイン産地が形成されている。

8 加州からの2010年の農産物輸出総額は147億ドル(対2009年比19%の増加)で、加州で生産された農産物が輸出に回る割合(重量ベース)は24%となっている。加州からの輸出農産物上位10品目は以下のとおり。。
アーモンド(23.9億ドル)
牛乳・乳製品(11.4億ドル)
ワイン(10.1億ドル)
クルミ(8.2億ドル)
米(8.8億ドル)
ピスタチオ(7.2億ドル)
生食用ブドウ(6.4億ドル)
オレンジ(5.7億ドル)
トマト(調整品)(4.9億ドル)
綿花(4.2億ドル)



2日本との関係 (2010年データ)

  日本向け農産物輸出額は2004年以降増加傾向にあり、2010年は12億ドル(加州から全世界への農産物輸出額の約8.3%)で、カナダ(29億ドル)、EU−27(23億ドル)に次いで第3位(加州だけでなく全米でみれば日本は最大輸出先)である。4位以下は、中国/香港、メキシコ、韓国と続く。
アーモンド(23.9億ドル)
牛乳・乳製品(11.4億ドル)
ワイン(10.1億ドル)
クルミ(8.2億ドル)
米(8.8億ドル)
ピスタチオ(7.2億ドル)
生食用ブドウ(6.4億ドル)
オレンジ(5.7億ドル)
トマト(調整品)(4.9億ドル)
綿花(4.2億ドル)



3その他のトピック

1 加州におけるコメ生産
 加州におけるコメ生産量は約200万トン(日本は約800万トン)。種類別内訳(2012年産)は、中粒種が91%、、コシヒカリ等の短粒種が9%、長粒種が1%となっている。
California Rice Commissionによれば、加州産米の約40%(重量ベース)が輸出されているとのこと。輸出先としては、日本・韓国・台湾・カナダ等で、日本が最大の輸出先である。毎年約30〜40万トンがミニマムアクセス米として日本へ輸出されているうち、短粒種は約2万トンに過ぎず、ほとんどが加工用向けの中粒種である。
一方で一部精米業者によれば、以下に述べる日本食レストランの増加に伴い、米国内でのコメ需要は年々高まって来ているとのこと。
2 加州における日本食・日本酒の普及
  全米で約14,000店あると言われている日本食レストランのうち、加州は全米で最も多い約4,000店を占めるなど、米国における日本食ブームの牽引役として重要な役割を担っている。また、軒数ベースでは1992年以降、年平均5%程度の伸びを見せていることに加え、最近では寿司・天ぷらといった伝統的な日本食から、ラーメン、お好み焼き、焼き鳥といったカジュアルなメニューを取扱う店舗、居酒屋スタイルの店舗などがマーケットへの進出拡大を続けており、今後、「地産地消」「オーガニック」「健康」といった加州の食シーンにおけるキーワードを取り込みつつ、多様化しながら発展していくものと期待される。
 
 
日本食レストラン軒数の州別推移(上位3州)
   
  また、日本食レストラン軒数の増大に歩調を合わせるように、加州では日本酒が徐々に浸透してきており、宝、月桂冠、大関といった大手メーカーは相次いで当地生産設備増強を行っている。同3社の当地生産量の合計が、ここ5年間で約1.3倍(2007年:387万ガロン→2011年:496万ガロン)に増加してきている。


 
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