海上保安大学校練習船こじまの寄港及び日米韓コーストガード署名式
令和6年5月14日


5月8日 (水)、海上保安大学校練習船「こじま」が遠洋航海実習の途中、サンフランシスコに寄港しました。「こじま」は幹部候補生を乗せ、約3か月の遠洋航海実習を行っています。入港直後に行われた入港歓迎式典には岸守首席領事のほか、日系コミュニティーや米国沿岸警備隊が参加し、こじま乗組員・実習生を歓迎しました。


また、時期を同じくして、日本、韓国、米国のコーストガード間の協力を拡大するための三国間協定の署名式が行われました。 海上保安庁の渡邉保範海上保安監は、米国沿岸警備隊のティアンソン太平洋司令部司令官と署名を加え、岸守首席領事及び在サンフランシスコ韓国次席領事がこれに立ち会いました。


5月9日 (木)、「こじま」船内において、米国沿岸警備隊(USCG)関係者と国内外の関係者が一堂に会するレセプションが開催されました。「こじま」の栄和志船長、ティアンソン司令官、渡邉海上保安監、 大隅総領事が出席者に謝辞を述べた後、「こじま」の乗組員による文化パフォーマンスが披露されました。


5月11日 (土)、こじま幹部候補生は地元の小・中学生向け見学会を開催しました。また、午後には、幹部候補生及び乗組員はアラメダへ向かい、USS ホーネット博物館と二世退役軍人の展示を見学しました。その中には、二世退役軍人の友人と家族 (FFNV) ボランティアのガイドによる米陸軍第 442 連隊戦闘団の歴史のガイドも含まれていました。


5月14日 (火)、米国沿岸警備隊士官学校の士官候補生が「こじま」に乗船し、次のホノルルに向け出港しました。 残念ながら、これが「こじま」にとって最後の遠洋航海となります。次の練習船「いつくしま」をサンフランシスコでまた迎えできることを楽しみにしています。