フレズノ市における長崎原爆投下79年追悼行事への出席

令和6年8月13日
挨拶を行う大隅総領事
集合写真
8月9日 (金)、大隅洋総領事は、ジョイ・ゴトウ在フレズノ名誉領事及びフレズノの現地関係者と共に、ヒューマンライツ・コアリション・セントラル・バレーがフレズノのウッドワード公園にあるシンゼン・フレンドシップ・ガーデンで実施した長崎原爆投下79年を追悼する行事に出席しました。大隅総領事のスピーチ概要は以下のとおりです。

------------------------------------
 79年前の本日、長崎に原爆が投下され、その3日前には広島が被爆しました。自分は先月長崎、昨年夏に広島を訪れましたが、広島の平和祈念館は米国を含む世界中の訪問者が長蛇の列をなしており、過去の悲劇を学ぼうとする姿に感銘を受けました。

 今日、広島市はホノルル市と、長崎市はセントポール市と姉妹都市となっています。米国への日系移民の中では、広島出身者が最多です。日系人は戦時中収容され、これに伴い多くの日本町が失われましたが、これら困難を乗り越え、日系人は現在、ここフレズノのコミュニティの立派かつ活発な一員となっています。また、日米関係はかつてない程強固で、4月に広島出身の岸田総理が米国議会で演説をした際、総理は、日本は「米国の最も親しい友人」とも言及しました。

 来年60周年を迎える高知市とフレズノ市の姉妹都市関係は、まさに草の根レベルでの日米協力の輝かしい一例です。総領事館として強くサポートしていきます。

 フレズノと広島・長崎、高知とフレズノ、また日米の間で過去を振り返り、今日の協力関係を大事に想い、より良い未来に向かって揚力していくことが被害者への最良の追悼と思います。
(左から) シンゼン・フレンドシップ・ガーデン理事長のブライン・ツキムラ氏、ゴトウ名誉領事と大隅総領事

おすすめ情報