【注意喚起】銀行職員や警察官等を装った電話詐欺(特殊詐欺)

令和6年8月27日
最近、銀行職員や警察官を装い、口座凍結や逮捕を示唆し、不安をあおってお金を騙し取ろうとする詐欺被害の報告が複数寄せられています。以下のような巧妙な手口で被害者の心理を揺さぶりお金を騙し取ろうとしますので、十分に注意してください。

だましの手口は、次のとおりです。

【銀行員を名乗る者からの電話】
・ワシントンD.C.において、あなた(邦人被害者)のクレジットカードで大量の武器の購入が試されたため、購入を却下しました。
・2時間以内に警察に被害を届け出ないと全ての銀行の口座が凍結されます。
・今から言う警察の電話に電話をかけてください。

【警察官を名乗る者との電話】
・あなたの口座が犯罪に使用されており逮捕状が出ています。
・ワシントンD.C.まで来られないのなら本人確認及び行動監視のためテレビ電話で行動を24時間監視する必要があります。
・そのためにあなたのIDの確認が必要です。
・極秘捜査なので、誓約書を書いてもらいます。誰かに相談したらすぐに逮捕します。
・家族に話をしたら、家族も監視対象になります。

【警察官を名乗る者達との数日間に渡るビデオ通話】
・保釈金を払えば留置所に入らずに終わらせることができます。留置場に入りたくなければ保釈金をすぐに送金してください。


身に覚えのない犯罪での逮捕や逮捕される前に保釈金の送金を要求されることに違和感を覚える人もいますが、犯罪のプロは、長時間かけて被害者の心理を揺さぶりお金を払うように追い込んできます。


【注意!!】
・警察を含めた捜査機関は、電話でお金の話をすることはありません!
・警察を含めた捜査機関は、電話で口座番号を尋ねることはありません!
・警察を含めた捜査機関は、スカイプ等のビデオ通話をすることはありません!
・警察を含めた捜査機関は、「人に相談してはいけない」と言ってくることはありません!


※このような電話が掛かってきたら
・一人で判断しない!
・振り込みまたは引き出しをする前に必ず家族や友人に相談する!
・電話でお金の話が出たら、一旦電話を切り、すぐに家族などに相談する!


【もしも被害に遭ってしまったら】
・FTC (Federal Trade Commission)に被害の報告をする。
・送金に利用した銀行に連絡をする。
・警察に被害の届け出をする。
・FTCのサイトにも被害に遭ってしまった際の対処方法が書いてありますのでご確認ください。
 https://consumer.ftc.gov/articles/what-do-if-you-were-scammed#Paid


*詐欺被害金の救済を掲げて被害者を更にだます詐欺サイトも存在しますので十分に注意してください。

おすすめ情報