海上保安大学校練習船いつくしまの寄港

令和7年5月21日
いつくしま実習生と日本慈善会の藤本聖香さん
船内ツアーを楽しんでいる訪問者
5月9日  (金曜日)、海上保安庁海上保安大学校練習船「いつくしま」は、広島から太平洋を2週間航海し、サンフランシスコ港に到着しました。「いつくしま」は、昨年30年間の任務を終え退役した「こじま」の後継船として、昨年就役し、この度初めての遠洋航海を終え、サンフランシスコに入港しました。現在、「いつくしま」は海上保安庁の新人幹部候補生を乗せ、3ヶ月間の遠洋訓練航海に従事しており、入港時には在サンフランシスコ日本国総領事館、日系コミュニティの方々、そして地元の学生たちが、乗組員を出迎えました。

翌日の午後には、「いつくしま」の乗組員及び実習生が一般の方向けに船内ツアーを開催しました。400名を超える来場者が、訓練船での日常生活を垣間見るとともに、船橋、航海実習の手法、実習生や乗組員の居住区などを見学しました。
 
水野領事の挨拶 水野領事の挨拶
クラレンドン小学校生徒たちの挨拶 クラレンドン小学校生徒たちの挨拶
ローザ・パークス小学校生徒たちの挨拶 ローザ・パークス小学校生徒たちの挨拶
いつくしま実習生がMISラーニングセンター訪問
5月12日(月曜日)、「いつくしま」は船上でレセプションを開催し、米国沿岸警備隊(USCG)のゲストに加え、当地の外交団や日系コミュニティの方々などをお迎えしました。「いつくしま」の溝口直樹船長、大隅洋総領事、そしてUSCG太平洋司令部司令官のアンドリュー・ティオンソン司令官が出席者に向けて挨拶を行いました。大隅総領事は、長年にわたる日本からの沿岸警備隊員訪問客へのご厚意とご尽力に対し、北加日米会元会長の木村耕蔵氏と三浦泰明氏、そしてティオンソン司令官に表彰状を授与しました。

また、筒井直樹海上保安庁大学校長もレセプションに出席し、加州慈恵会事務局長の藤本聖香氏に感謝の意を表しました。プログラムの後、レセプション参加者は、日本食を楽しみ、実習生は日本武道と書道のデモンストレーションを披露しました。
 
大隅総領事と筒井海上保安大学校長 大隅総領事と筒井海上保安大学校長
総領事表彰と海上保安大学校長表彰の受賞者
船内のレセプションでのゲスト交流
船内のレセプションでのゲスト交流
船内レセプション後のいつくしまへのお別れ
「いつくしま」は5月14日(水曜日)に出港し、カリフォルニア沖で米国沿岸警備隊との共同訓練に参加した後、次の寄港地であるホノルルに向かいました。

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