第1回 北加日本語教育会議

令和7年8月22日
集合写真
挨拶をする大隅総領事
8月14日(木曜日)、在サンフランシスコ日本国総領事館は、北加日本語教師会(NCJTA)及び 加州日本語教師会(CAJLT)と共催で第1回 北加日本語教育会議を総領事公邸において開催しました。

初の開催となる今回の会議では、大隅洋総領事が冒頭の挨拶を行ったあと、共催者であるNCJTA会長南雅彦教授及びCAJLT副会長の藤江千恵先生によって挨拶が行われました。本会議の前半では、カリフォルニア州外国語教師会委員アン・ジョーダン氏及び国際交流基金ロサンゼルス日本文化センター副所長の竹原遼氏が全米における外国語教育と日本語教育の現状について基調講演し、その後、当地において日本語教育機関が集中して存在する4つの地域(サクラメント、サンフランシスコ+イーストベイ、サンノゼ、モントレー+セントラル・バレー)の日本語プログラムの現状について、各地域で教えている日本語教師が発表しました。

会議参加者はその後、2つのディスカッショングループに分かれ、日本語プログラム履修者数減少という課題の対処法を探るべく、K-12と大学レベルでより多くの学生が日本語を学ぶよう促す方法について議論しました。最後に、全米で課題となっている日本語教師不足に対処するため、いかに日本語教師を確保・育成するかについてパネルディスカッションが行われました。

会議参加者は今後も同会議を継続し、日本語教育の支援に貢献していくことを目標として、要約声明を策定しました。第1回北加日本語教育会議のサマリー文書は、こちらからご覧いただけます。

本会議は、日本語教師、地域社会、日系団体間の協力を促進し、北カリフォルニアにおける日本語教育機関数の維持と発展を促進することを目的としています。日本語教師をはじめ、姉妹都市協会役員、北カリフォルニアJET同窓会 役員、北加日本商工会議所役員など日本語学習者を対象とした事業を展開している団体の代表の団体が集まり、意見交換をしました。
大学レベルでの日本語教育についてのディスカッションの様子
K-12レベルでの日本語教育についてのディス化ションの様子

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