インターネットの地域情報コミュニティサイトを悪用した詐欺事件に関する注意喚起
平成27年6月22日
最近、邦人の方から、インターネットの地域情報コミュニティサイトを悪用した詐欺の被害に遭ったとの報告が複数届けられています。
在留邦人の皆様におかれましては、以下の内容にご留意いただき、特に高額な契約に際しては、契約内容の裏付けを取る等、細心の注意を払い、事件に巻き込まれないよう心掛けてください。
在留邦人の皆様におかれましては、以下の内容にご留意いただき、特に高額な契約に際しては、契約内容の裏付けを取る等、細心の注意を払い、事件に巻き込まれないよう心掛けてください。
事件の手口
地域情報コミュニティサイト上において、実在する物件と偽の連絡先を掲示し、アパートの賃貸やルームシェアを呼び掛け、電話やメール等で連絡を取ってきた入居希望者に対して、家主等を名乗り、言葉巧みに勧誘し信用させ、賃貸料やセキュリティ・デポジット名目で、指定口座に振り込ませる等して、お金を詐取する手口です。
事件の背景
こうした地域情報コミュニティサイトの不動産物件は、市場価格に比べて、値打ちある物件を簡単に検索できることから、多くの方が利用されていますが、中には、悪意を持った者が、利用しているのも事実です。
アメリカでは、希望する物件に入居するために、家主へ手紙を出す慣習があります。この種の手口は、「家主に気に入ってもらい、何としても自分がこの物件を入手したい。」という、入居希望者の心理を巧みに利用していますので、被害者の多くは、偽家主からの要求に対し、少々不審に感じても、「自分は大丈夫だろう。」等と偽家主をすっかり信用し、要求をそのまま受け入れて、被害に遭っている傾向があるようです。
アメリカでは、希望する物件に入居するために、家主へ手紙を出す慣習があります。この種の手口は、「家主に気に入ってもらい、何としても自分がこの物件を入手したい。」という、入居希望者の心理を巧みに利用していますので、被害者の多くは、偽家主からの要求に対し、少々不審に感じても、「自分は大丈夫だろう。」等と偽家主をすっかり信用し、要求をそのまま受け入れて、被害に遭っている傾向があるようです。
対策
詐欺被害に遭わないためには、常に警戒心を持つことが最も有効な防御策であると言えます。本契約の前に、多少手間が掛かりますが、
- 複数の同クラスの物件と比較し、契約内容をよく確認する。
犯罪者は、少しでも早くカモとなる入居希望者を捕まえるために、相場に比べて、値段を安くする等、魅力的な設定で広告を出している可能性があります。 - 必ず家主と一緒に物件内部を見学する。できれば近隣の人々にも話を聞く。
メールや電話だけのコンタクトは避けてください。犯罪者にとって、鍵を入手することは難しく、様々な理由で内覧を拒否すると思われます。
また、近隣の人々は、物件にまつわる様々な情報を持っていることが多く、当該契約の真偽を確かめるヒントを得られるかもしれません。 - 家主の氏名、メールアドレス等の情報をインターネット上で検索する。
同様の詐欺被害に遭った人が、インターネット上で情報を公開している可能性があります。
その他
こうした詐欺事件は、不動産の物件に限らず、家具や車両の購入、仕事の斡旋等、色々な形態が考えられますので、特に高額なものを購入したり、契約したりする場合、詐欺被害に遭わないために、一手間掛けて、契約や購入内容をチェックするよう心掛けるようにしてください。