新型コロナウイルス(感染拡大の継続と経済再開抑制の動き)(7月2日)
令和2年7月2日
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1. カリフォルニア州の状況
(1) | 最新の報道によると,州内における感染者数は238,855人で死者数が6,167人,ベイエリアにおける感染者数は26,300人で死者数が586人となっています。 最新の州公式統計でも,6月29日付けの新規感染者数が9,480人で統計上最も高い数値を記録したほか,6月中旬以降,入院患者数及びICU患者数も一貫して上昇しています。 |
(2) | 州知事は7月1日の記者会見で,感染拡大が続いているだけでなく陽性率も上昇しているとして,一部地域でのレストラン等の屋内営業禁止措置等について概要以下述べました。
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(3) | このほか,サンフランシスコ郡やアラメダ郡,マリン郡等においても,自主的に経済再開を延期する地域等が出始めているほか,6月18日からは州全域において,一定の場合を除きフェイスカバーの着用が義務付けられています。 |
2. ネバダ州の状況
(1) | 最新の報道によると,州内における感染者数は19,101人で死者数が511人となっています。 最新の州公式統計でも,新規感染者数が6月24日付けで887人と最高を記録し,27日も800人を超すなど6月下旬以降,高い数値を維持しているほか入院患者数も一貫して上昇しています。 |
(2) | 州は5月29日からフェーズ2に入り、一定制限の下,性風俗や観客を伴う催し等を除いて多くの業種が再開できるとし,これに基づく非常事態宣言の期限を6月末までとされていましたが,29日,州知事は7月末まで現状(フェーズ2)にとどまることを発表しました。 |
(3) | カリフォルニアと同様,州全域に25日午後11時59分以降,一定の場合を除きフェイスカバーの着用が義務付けられています。 |
3.ニューヨーク,ニュージャージー及びコネチカット3州による自主隔離規制
(1) | 対象州(6月30日時点で16州):カリフォルニア、ジョージア、アイオワ、アイダホ、ルイジアナ、ミシシッピ、ネバダ、テネシー、アラバマ、アーカンソー、アリゾナ、フロリダ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テキサス及びユタ州 ※対象州は随時更新されるため,最新情報やお問い合わせについては下記3州の関連サイト等で確認をお願いいたします。 |
(2) | 隔離を実施する期間:対象州を離れた日から14日間 |
(3) | 隔離の対象者:対象州からニューヨーク,ニュージャージー及びコネチカット州に移動する全ての者
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(4) | 対象州となる基準:直近7日間の平均で,陽性者数が10万人当たり10人以上又は陽性率が10%以上の州 |
(5) | 罰則:違反者には罰金を科す場合もあるとしています。
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(6) | その他留意事項:3州への移動そのものを禁じるものではありません。 |
(7) | 各州及びニューヨーク総領事館のサイト |
4. 感染予防と感染拡大防止
地域によって規制や情勢がかなり異なってきていることから、地元当局等による最新情報を収集するとともに,引き続きこまめな手洗い,ソーシャルディスタンス,フェイスカバーの着用を励行し,ご自身やご家族の感染予防並びに感染拡大防止に努めてください。