新年のご挨拶 (2022年1月)
令和4年1月1日
早いもので、私、着任し、既に四ヶ月が経過致しました。この間、当館が管轄するカリフォルニア州中北部及びネバダ州の各界の方々や日本人、日系人の皆様と交流させて頂きました。その中で改めて強く感じましたことは、日本と米国が強い絆で結ばれているということであり、また、この強固な日米関係は、先達の多大なるご貢献により築かれたものであるという点です。更に、多くの日系人の皆様から、教科書で習う日米関係の歴史では必ずしも実感を持って経験できないお話をお伺いし、改めて先達への敬意を新たにしているところでございます。
このように日米関係は良好ではありますが、2021年も残念ながら新型コロナウイルスへの対応に明け暮れました。幸い経済活動が再開されましたが、感染状況につきましては、オミクロン株もあり、カリフォルニア州、ネバダ州ともに予断を許しませんので、引き続き十分な注意が必要です。
さて、2022年こそはまずは可能な限りコロナ禍からの脱却、困難な場合はコロナと通常生活の両立が私たちの最優先課題と考えます。当館と致しましても、引き続き、皆様の安全・安心を第一に考えた領事サービスの提供、日系企業の支援、日本とカリフォルニア州中北部及びネバダ州の関係の更なる発展に向けて尽力して参ります。また、日米の共通課題である気候変動、防災、少子高齢化に焦点を当てた協力を官民で進めていきます。更に、ポスト・コロナを見据えた各種対面イベントも是非企画していきたいと思います。皆様のご支援、ご協力を頂ければ幸いです。
2022年が皆様にとりまして幸多き良い年となることを心より願っております。
2022年1月
在サンフランシスコ日本国総領事
川村 博司
川村 博司