新年のご挨拶(2020年1月)

令和2年1月1日

宇山総領事 皆様,新年明けましておめでとうございます!
2020年の新年を迎え,謹んでお慶び申し上げます。

私は2018年2月末に赴任し,早いもので,もうすぐ2年を迎えようとしています。当館は,カリフォルニア州中北部49カウンティ及びネバダ州を管轄しておりますが,当地では昨年も「桜祭り」「お盆祭り」「青少年交流」など日本や日米交流に関する素晴らしい行事が多数開催されました。これらに出席する度に,在留邦人や日系コミュニティの皆様,そして様々な親日家・知日家の米国人の皆様のご尽力の賜物であることをその都度実感し,深い感銘を受けました。

昨年は「平成」から「令和」へと改元され,新時代の幕開けとなりました。日本国内では,大型の会議や行事が次々と開催され,6月にはG20大阪サミット,8月には第7回アフリカ開発会議(TICAD7),9月末から11月上旬にかけてラグビーワールドカップ,10月22日には即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)が開催されました。また,9月の内閣改造をうけ,河野太郎(現)防衛大臣の後任として茂木敏充外務大臣が就任しました。

2020年,1964年以来の東京オリンピック・パラリンピック競技大会がいよいよ日本で開催されます。新時代に相応しい新しい風が日本中に吹くことでしょう。また当館は,米国に開設された日本の在外公館の中で最も歴史が古く,1870年(明治3年)8月25日に米国人Charles Walcott Brooksが最初の領事(名誉領事)に就任し,領事館としての活動を開始し,開館150周年を迎えます。総領事館と致しましては,在留邦人の皆様への領事サービスの実施を筆頭に,本年も日本とカリフォルニア州中北部49カウンティ及びネバダ州との更なる関係強化と対日理解増進に一層尽力して参る覚悟でありますので,これまで同様皆様方からも温かなお力添えを賜れれば幸いです。

最後に,皆様の更なるご発展とご健勝を心より祈念し,私の新年の御挨拶とさせていただきます。

令和二年(2020年)元旦

在サンフランシスコ日本国総領事
宇山 智哉