カリフォルニア州中北部にお住まいの皆様へ 新年のご挨拶(2017年1月)
平成29年1月1日

2017年の新年を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
着任以来1年半となりますが、昨年もビジネス、教育、文化、芸術、スポーツ、姉妹都市協定等、実に様々な会議・行事に参加させていただきました。そのたびに日本とベイエリアとの緊密この上ない関係が在留邦人の皆様、日系コミュニティの皆様、そして親日家の米国人の皆様によって支えられていることを実感し、深い感銘を受けています。
中でもとりわけ重要な役割を果たしているのが姉妹都市交流であると思います。現在、当館が管轄するカリフォルニア州中部・北部には63もの姉妹都市協定があります。その内、日米間の姉妹都市全体の中で最も長い歴史を有する岡山市とサンノゼ市、大阪市とサンフランシスコ市が今年で「還暦」を迎えます。また、サンフランシスコ市の日本町において毎年開催され、親しまれてきた一大日本文化イベント「北カリフォルニア桜祭り」も、今年で50周年を迎えます。桜祭りは今やベイエリアにおける日米友好の最重要のシンボルと言っても過言ではありません。
その意味でも、今年は日本と当地との歴史的な関係を改めて振り返りつつ、友好関係の一層の深化を展望する上でまたとない機会だと考えています。この点を認識しつつ、総領事館と致しましても、領事サービスの更なる充実、政治・経済関係の更なる強化、文化・教育・人的交流を通じた対日理解増進に一層尽力し、当地と日本の関係、ひいては日米関係全体の強化に寄与していく決意です。昨年同様、皆様方のお力添えを賜れれば幸いです。
本年が皆様にとり希望に満ちた意義深い年となりますよう心からお祈り申し上げつつ、新年のご挨拶とさせていただきます。
平成29年(2017年)元旦
在サンフランシスコ日本国総領事
山田 淳