大隅洋総領事からの御挨拶

令和6年4月17日
令和6 (2024) 年 新年のご挨拶

大隅洋

皆様,新年明けましておめでとうございます。2024年の新年を迎え,謹んでお慶び申し上げます。

早いもので2023年9月に着任してから,3か月が経過致しました。この間に、当館が管轄するカリフォルニア州中北部、ネバダ州の各界の皆さまや在留邦人、日系人の皆さまと、ビジネス、文化、教育、姉妹都市交流を通じて関わらさせて頂き、当館と米国との絆の強さを改めて感じることが出来ました。これも一重に皆様の貴重なご協力とお力添えのお陰です。この場を借りて心から感謝の意を申し上げます。

昨年11月には、APEC(アジア太平洋経済協力)がサンフランシスコで開催されました。首脳会議及び閣僚会議等に出席のため、岸田総理をはじめとして、上川外務大臣、西村経済産業大臣(当時)、新藤経済再生担当大臣、矢倉財務副大臣が当地を訪問され、知的交流、日系人の方々との交流、経済及びテクノロジー、水産物輸出PR等各方面で精力的に活動され、大変有意義なものとなりました。岸田総理は尹韓国大統領と共に、スタンフォード大学において、首脳ディスカッションに臨まれ、スタートアップ支援を通じたチャレンジとイノベーションの重要性を発信しました。また、日本産水産物の輸出拡大に向けたプロモーションイベントにも参加されました。上川外務大臣においては、日本町を訪問し、日系人コミュニティの皆様と心温まる懇談をされました。上川大臣は、日系人が多くの困難や苦労を乗り越え米国社会からの敬意と信頼を勝ちとられたこと大変誇りに思う等述べられ、日系人参加者からは、日系人の歩みや次世代の日系人リーダーの育成の取り組み等について発言がありました。またWPS(女性・平和・安全保障)とイノベーションをテーマにした講演を行い、若手日系人とも交流しました。西村経産大臣(当時)は、カリフォルニア大学バークレー校でイノベーションと日米連携をテーマとした講演・対談を行うと共に、海外展開を目指す日本スタートアップを支援する拠点となるジャパン・イノベーション・キャンパスの開所式にも出席し、日本スタートアップの海外進出の支援強化を発信しました。新藤大臣は、CPTPP閣僚会合への参加、サンフランシスコ有力経済団体ベイエリア・カウンシル主催のジャパンナイトにも出席され、CPTPPの果たす役割の重要性等についてお話しされました。

サンフランシスコ・ベイエリアは、最新のAI(人工知能)技術を始めとしたテクノロジーとシリコンバレーを有する世界的なイノベーションハブとしての地位を一層確立しています。当館として、この先進的なエコシステムの中で、世界的テック企業、スタートアップやアカデミアとの共創に取り組む日本企業の活動を支援すると共に、日米の高度な大学や研究機関とのパートナーシップを促進していくことで、両国間の技術、人財や知識の交流もサポートしていきたいと思っています。

昨年12月6日にネバダ大学ラスベガス校で発生した銃撃事件により邦人の方1名を含む3人の方が亡くなるという大変痛ましい事件が起こりました。犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、ご遺族に対して謹んでお悔やみを申し上げます。
 
当館としましては、引き続き、在留邦人の安全確保を何よりも第1に考え、領事サービスの向上に注力して参ります。また日本とカリフォルニア州、ネバダ州との政治・経済関係の一層の発展を促進して参ります。さらに、両国の友好と協力を築く上で不可欠な存在である日系コミュニティや姉妹都市交流に関わる皆様との結びつきを強化し、地域社会での協力を一層広げていく意向です。昨年同様、皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 
最後に、新しい年が、皆さまにとって充実した希望にみちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げつつ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 
令和6 (2024) 年 元旦
在サンフランシスコ日本国総領事館
大隅洋

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