大隅洋総領事からの御挨拶
令和7年1月1日
令和7 (2025) 年 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
2025年の幕開けに際し、在サンフランシスコ日本国総領事として、謹んで初春のご挨拶を申し上げます。
我が国は四季折々風光明媚な国で、最近は日本観光が大人気となっていると肌で感じます。一方で、自然災害が絶えることなく、一年前には能登半島で大きな地震が発生しました。皆さまからのお見舞いや支援の申し出、そして約14万4千ドルに上る募金などのご厚情、お気持ちは被災地の方々にとって大きな励みとなったと思います。心より感謝申し上げます。
在留邦人の方々へのサービスとコミュニケーション、そして日系人の方々との特別な紐帯を大事にすることは総領事としての最重要任務と思っています。「北カリフォルニア桜祭り」やラスベガスの「絆・日本春祭り」を皮切りに多くの日本祭りなど様々な場で皆さまとお会いし、貴重なお話を聞かせていただきました。
多様な草の根での交流は日米関係の支柱となっているとの実感を強くしました。 例えば姉妹都市交流については、昨年7月にデイリーシティと大阪府泉佐野市が姉妹都市関係を締結し、カリフォルニア州と日本の110番目の姉妹都市関係となりました。今年は大阪・関西万博の年ですが、9月に泉佐野市で日米姉妹都市サミットも開催されます。
また、教育分野においては、米国の若い世代の日本語学習者たちの大いなる熱意と努力、そして各地で様々な年代層を対象として行われている日本語スピーチ・コンテスト等での活躍に感銘を受けました。一部の学校において日本語クラスの閉鎖・縮小が課題となっていますが、日本語教育の継続は日米両国の未来を担う次世代の育成のためにも非常に重要で、当館としてもコミュニティ主導の取り組みを力強く支持していきたいと思います。
さらに、若手日系米国人と日本人の交流を促進するために二回にわたりネットワーキングのためのイベントを開催しました。JET経験者との関係強化も含め、次世代のリーダーたちが互いに学び合い関係を深めていくための取組みを継続し、日米関係に携わる若者の育成を支援していきたいと思います。
日本経済の活性化及び日米経済関係の増進のために、日本企業のビジネス機会の拡大、イノベーションや研究者交流、そして留学促進も含め、当館としても引き続き努力していきます。このためにも、昨夏に州議会において設立された日カリフォルニア議員フォーラムの様々な活動を支援していきたいと考えています。
また、在留邦人の皆さまの安全確保及び行政手続きの支援など様々なことについて、今後も必要な情報発信に努めていきます。
さて、私が毎月執筆している『総領事便り』も昨年末で16号を迎えました。私及び総領事館として何を考え、どのようなことを行っているかについて紹介していますので、ご一読いただきご理解いただければ幸いです。
2025年も皆さまと共に歩んでいきたいと考えており、引き続きご支援とご協力を賜れたら幸いです。本年が皆さまにとりまして、健康で幸福な一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
新年あけましておめでとうございます。
2025年の幕開けに際し、在サンフランシスコ日本国総領事として、謹んで初春のご挨拶を申し上げます。
我が国は四季折々風光明媚な国で、最近は日本観光が大人気となっていると肌で感じます。一方で、自然災害が絶えることなく、一年前には能登半島で大きな地震が発生しました。皆さまからのお見舞いや支援の申し出、そして約14万4千ドルに上る募金などのご厚情、お気持ちは被災地の方々にとって大きな励みとなったと思います。心より感謝申し上げます。
在留邦人の方々へのサービスとコミュニケーション、そして日系人の方々との特別な紐帯を大事にすることは総領事としての最重要任務と思っています。「北カリフォルニア桜祭り」やラスベガスの「絆・日本春祭り」を皮切りに多くの日本祭りなど様々な場で皆さまとお会いし、貴重なお話を聞かせていただきました。
多様な草の根での交流は日米関係の支柱となっているとの実感を強くしました。 例えば姉妹都市交流については、昨年7月にデイリーシティと大阪府泉佐野市が姉妹都市関係を締結し、カリフォルニア州と日本の110番目の姉妹都市関係となりました。今年は大阪・関西万博の年ですが、9月に泉佐野市で日米姉妹都市サミットも開催されます。
また、教育分野においては、米国の若い世代の日本語学習者たちの大いなる熱意と努力、そして各地で様々な年代層を対象として行われている日本語スピーチ・コンテスト等での活躍に感銘を受けました。一部の学校において日本語クラスの閉鎖・縮小が課題となっていますが、日本語教育の継続は日米両国の未来を担う次世代の育成のためにも非常に重要で、当館としてもコミュニティ主導の取り組みを力強く支持していきたいと思います。
さらに、若手日系米国人と日本人の交流を促進するために二回にわたりネットワーキングのためのイベントを開催しました。JET経験者との関係強化も含め、次世代のリーダーたちが互いに学び合い関係を深めていくための取組みを継続し、日米関係に携わる若者の育成を支援していきたいと思います。
日本経済の活性化及び日米経済関係の増進のために、日本企業のビジネス機会の拡大、イノベーションや研究者交流、そして留学促進も含め、当館としても引き続き努力していきます。このためにも、昨夏に州議会において設立された日カリフォルニア議員フォーラムの様々な活動を支援していきたいと考えています。
また、在留邦人の皆さまの安全確保及び行政手続きの支援など様々なことについて、今後も必要な情報発信に努めていきます。
さて、私が毎月執筆している『総領事便り』も昨年末で16号を迎えました。私及び総領事館として何を考え、どのようなことを行っているかについて紹介していますので、ご一読いただきご理解いただければ幸いです。
2025年も皆さまと共に歩んでいきたいと考えており、引き続きご支援とご協力を賜れたら幸いです。本年が皆さまにとりまして、健康で幸福な一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
令和7 (2025) 年 元旦
在サンフランシスコ日本国総領事館
大隅洋
- 総領事便り
- 着任のご挨拶(2023年9月)
- 略歴(PDF)
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