パスポートの別名併記(外国式の氏名表記)について

令和4年12月5日
以下の事例に当てはまり、パスポートの発給を希望される申請者の方は、一般旅券発給申請書裏面の「旅券面の氏名表記」欄への記入が必要となります。

パスポート上の氏名は、原則として戸籍上の氏名をヘボン式ローマ字で表記したものになります

スミス、花子さんの場合 姓:SUMISU
名:HANAKO
スミス、マイケル太郎さんの場合 姓:SUMISU
名:MAIKERUTARO
  ただし、外国人と婚姻した場合や、重国籍の場合等において、必要と認められるときは、外国式の綴りを以下の方法でパスポート上に表記することが可能です。下記の例をご覧ください。

例1 : 外国式氏名が戸籍に記載されている場合

国際結婚により戸籍上の姓が外国式の姓となっている、もしくは重国籍で戸籍上の氏名が外国式の氏名となっている場合、戸籍上の氏名をヘボン式ではなく、外国式の綴り(非ヘボン式)で表記することが可能です。

 
国際結婚により、戸籍上の姓をスミスにした「スミス 花子」さんの場合 姓:SMITH
名:HANAKO
二重国籍者で戸籍上に外国式の氏名が記載されている「スミス マイケル太郎」さんの場合 姓:SMITH
名:MICHAEL TARO

例2 : 戸籍に記載されていない外国式の氏名を使用している場合

国際結婚、重国籍等の理由で、戸籍に記載されていない外国式氏名を、渡航上の便宜のためパスポート上に記載することを希望する場合、その氏名を戸籍上の氏名の後にカッコ書きで併記することが可能です。また、別名併記は、マシーンリーダブル、ICチップ内の情報には反映されません。
ジョンソンさんと婚姻したが、戸籍上の姓を変更していない鈴木桃子さんの場合 姓:SUZUKI(JOHNSON)
名:MOMOKO
二重国籍で、米国のパスポートにはアンドリュー・ジョンソンと記載されているが、日本の戸籍には日本式の氏名が記載されている鈴木健司さんの場合 姓:SUZUKI(JOHNSON)
名:KENJI(ANDREW)
二重国籍で、戸籍には日本式の名が記載されているが、米国のパスポートには外国式のミドルネーム(アシュリー)が表示されている鈴木純子さんの場合 姓:SUZUKI
名:JUNKO(JUNKO ASHLEY)

例3 : 上記の二つの表記方法を併用することも可能

米国パスポートは米国人父の姓をとってウィリアムス、パトリシアで、日本の戸籍は母の姓の佐藤となっている佐藤パトリシアさんの場合 姓:SATO(WILLIAMS)
名:PATRICIA