総領事便り

令和6年10月14日
Remarks by Consul General Osumi
Ms. Blakely receives the Foreign Minister’s Commendation on behalf of JFAN
総領事便り14
~ネバダ州第15回秋祭り~
 
令和6年 (2024年) 10月14日
在サンフランシスコ日本国総領事
大隅 洋

 
 10月12日 (土)、ネバダ州ヘンダーソン市で行われた第15回秋祭りに顔を出させていただきました。昨年の秋祭り、そして今年4月に開催された第7回絆・日本春祭り にも参加させていただいたので、少なからずの方から「お久しぶりです」とお声をかけていただきました。有り難きことで、感謝申し上げます。用事があり途中で帰らなければならず、本当はSAKEパビリオンでの夕方5時からのお酒の試飲第2セッションまで居たかったので残念!でした。
 今回は、秋祭りの実行委員会であるジャパニーズ・フェスティバル・アソシエーション・オブ・ネバダ へ令和6年外務大臣表彰の表彰状授与が重要なミッションでした。外務大臣表彰は、「多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的」としており、令和6年度の表彰団体59の一つとして、同団体がが選ばれたものです。午後2時からメインステージでのセッションで、大勢の観客の方々が見守る中キャサリン・ブレイクリー 代表に表彰状を授与させていただきました。おめでとうございます!(ブレイクリーさんは、在ラスベガス日本国名誉領事の任も務めていただいています。)
 
Uzumaru Performance
Sake Pavilion
この秋祭りは今回で15回目で、最初は本当に数家族で始められたとか。今やステージ二つはフル回転でさまざまなパフォーマンスが繰り広げられ、伝統から現代までの日本文化についてあるいは県人会など様々なグループの出展が所狭しと並んでいるのは壮観で、ネバダ州の在留邦人の皆さまの熱いパワーを存分に感じました。また、美味処もずらりと軒を並べており、私もお腹のスペースの分、食べさせていただきました。日本に縁がある方、あるいは日本が好きだったり、興味を持っている方もたくさんおられて、日本とラスベガス、ネバダ州の関係の拡がりを感じた次第です。
 今年は大統領選挙もあり、私はその情勢を伺うため4回ラスベガスに来ましたし、館員にも出張させています。また、在留邦人の方々への領事サービスは我々の大事な任務であり、今年は領事班から2回出張しましたが、満足いただくサービスをお届けできていたら良いなと思います。5,6月にはリノにも出張しましたが、さらに郊外に居住の方々もおられると思います。リノ郊外のパナソニックの工場訪問では砂漠の真ん中で24時間365日工場を動かしているご苦労も拝見しました。異国の地ではご心労も絶えないと思いますので、在留邦人の皆さまにとって頼りになる総領事館でありたいと思います。
 コロナ禍で色々なことが滞っていましたが、近い将来日本語スピーチコンテストも再開されることを願っています。今年も一年お世話になりましたが、来年にかけて、さらに日本とネバダの関係が強く太くなるように、私達館員一同努力いたしますので、よろしくお願いいたします。